リラ冷え#ウマ娘 #サイレンススズカ pic.twitter.com/g1Ix7XjcPM
— 史兆 (@sh1cho) 2021年6月13日
学習を積み上げるためのメモ。描いてるときに絶望してもダイジョウブ。過去の自分が支えてくれる。
下書き


ポーズ人形は「pose arch」から。
このポーズ人形、今まで使ったなかで一番使い勝手がよく、体型の修正が要らなくて目の位置もそのままトレースすれば、簡単に萌え絵が描けちゃうという…!
萌え絵って、人体をかなり誇張したり省いたりしてるのですが、そういうところまで再現されててありがたいです。
最近は臆せずポーズ人形に頼るようになりました。時間をかけてデッサンをし、自力で手足を描く技術を身につけるのは現段階では難しいということ、それよりも塗り方を極めたり、とにかくたくさん描きたい欲求を満たしたりするほうが大事、ということ。作業過程のどこに重点を置くかバランスをとりながら描いてます。
さいとうなおき先生も
「イラストレーションの一番の目的が、見る人に楽しんでもらうため。」
だとしたら、見る人が喜んでくれるなら、手段は関係ないのではないでしょうか。
自分の実力の範囲内で絵をかこうとこだわるのではなく、こうした技術(ソフトの機能や素材)をどんどん利用するべきです。(引用:『うまく描くの禁止』著:さいとうなおき)
とおっしゃっています。
あっ!この本、イラスト制作における姿勢のようなことが書いてておもしろいです。他人の絵絵に嫉妬したとき、スランプに陥ったとき、著者はどうやって乗り越えてきたかという経験が載ってます。本のレイアウトもまとまりがあって、辞書引きのように使えるのでちょっと気が向いたときに読むのにもってこいです。
↑電子書籍のリンクになってるみたいです。購入の際はお気をつけください。
作業はiPad Pro 10.5インチで、ソフトはProcreateです。
下書きのような、大まかに形をとっていく作業はiPadのほうが向いてるなあと思いました。
線画
右向きの顔に自信が持てるようになってきた。髪は線画におこさずに、ブラシで毛束を引いてみる。うまくいくかどうかはわからないけれど…。
— 史兆(作業) (@shicho_2) 2021年6月5日
細い髪がふわふわ舞うような軽さがほしい。あとは手間を省きたい。 pic.twitter.com/yP9oxHtXCw
線画用のペンは尊敬する遠坂あさぎさんが作ったものをお借りしました。
鉛筆のやわらかな線が素敵で、どうやって描いてるんだろー…とペイントツールに入ってるものをいろいろ使ってみたのですが再現に至らず。クリスタに乗り換えたらあったんです!公式素材おきばに!
実際使ってみると、かなり書きごこちがなめらかでやわらかいです。6B鉛筆使ってるみたい。するするひけて適当に線をひっぱってもきれいに見えちゃうという神鉛筆なので、線画はあっという間に終わりました。
難点は、鉛筆のガザガザ感で下塗りのときに塗り残しができること。線画が早く終わった代わりに下書きで時間を食いました…。むむむ。
塗り
こんな塗り方でいいのだろうか。厚塗りっぽくなってるけどこれで正解なんだろうか。正解なんてないのかもしれないが…… pic.twitter.com/qHpB89O7JL— 史兆(作業) (@shicho_2) 2021年6月9日
不安になってくる。がんばる方向を間違えたのではないかと。
背景以外は塗りおわりました。が、
なんかダサい。めちゃめちゃダサい。絶望感すら感じる
塗ってるときに気乗りしなくてtwitter見たり突然メール整理しだしたり現実逃避がはかどってしまったのですが、予感的中まずい出来になってしまいました。もうおしめーだ昔の絵のほうがまだマシ。
ですが、前回の絵もそんな感じの絶望感を味わったので
気を取り直して色を修正していきます。
色の微調整をする
髪の塗り方が雑だったので直した。あと顎もウマ面だったので削りました。馬の娘なので別によいのですが。
クリスタでいう「色相・彩度・明度」をいじくり倒して
完成
きれいな色が出せました。
散ってる花はライラックです。
北海道では初夏の終わり、ライラックが咲く頃に急に寒くなることを「リラ冷え」というらしくて、北海道生まれのサイレンススズカも季節の流れをこうやって感じたのだろうなあと思ってモチーフに選んでみました。
まとめ
背景は黒と迷ったのですが、
ライラック咲き乱れる雰囲気を作るなら紫だよね、絵も紫でまとめてるし、ということで黒背景はボツに。
黒背景はやっぱり映えます。だって白っぽい色で肌をぬってるもん。人は一番に絵のどこを見るかって言うと顔なので、顔を目立たせたかったら黒背景が最強な気がします。とはいえ、なんでもかんでも黒にすると一発屋感がでるので、ここぞというときに使おうと思いました。
「やる気と作業過程のグラフ」。思えばこんな線をえがいていて
「自分は神だと思う」の「う」が抜けてます。誤動作undoで取れてしまいました。
おそらく、多くの人にとって「塗り」の作業が一番テンションが上がるのではないかなあと思うのですが、真逆の向きを、しかも線が急降下してて笑っちゃいました。
絵のまとめとしては、
- 色塗りで絶望しても後でどうとでもなるので最後まで塗り切ること
- 髪に線画を作らなくてもどうにかなった。修正が楽ではあるが、線画がないと髪の印象がボケるので結局書き足したり濃いめの色で縁を塗ったりして同じだけ時間がかかった。風が吹いてるシチュエーションなどの髪の流れを見せたいときに試したい描き方だと感じました。
- 服の塗り、特に腕の塗りが濃すぎてムキムキに見える。もっと濃く!インパクトを出そう!として感覚が麻痺してますね。他人の絵と見比べて、自分のこだわりと多くの人の感覚とのバランスをとりたいです。
おわり。